中堅・中規模企業には「変革意識」が足りない

事業構造がシンプルで、従来のルーティンをこなしていればいい

中堅企業ぐらいまでであれば、事業ドメインは創業時のそれ近辺に収まっていることが多い・・というのは先のとおりです。

日々の業務で特段変わったことをせずとも、何か「ビジョン」や「戦略」といった小難しいことを考えずとも、先人たちが積み重ねてきたビジネス・・商材や顧客や営業ルート等々を維持するルーティンをこなしていればよく、とりあえず今日明日に困ることはないわけです。

小難しいことを考える動機がない

今日明日困ることがないので、ルーティンから外れることをしようとか考えようとか・・なかなかそんな気にはなれません。

会社のトップから現場まで、「現状は」それなりにやって行けています。

「もっと違うことを!」「もっと新しいことを!」・・と言っても、それは相応に面倒なことで、「事業環境の変化に応じて!」とか・・なんだか必要なこととは思いつつ、つい先送りしてしまいます。

小難しいことを考える余裕がない

「今日明日困ることはない」と言っても今日も明日も忙しくしています。

業績が好調なら好調なりに、不芳なら不芳なりに手一杯仕事を抱えていてます。

仕事の仕方や組織の在り方について仮に問題意識、課題認識があったとしても、考えたところですぐに成果、効果に直結しそうにないことについてあまり‟余計な“ことを考えている余裕はありません。

「そんなことはいいから、さっさとやるべきことをやりなさい」と叱られるかもしれません。